オペ室看護師
一言で看護師といっても様々な診療科で働く看護師がいるわけですが、中でもオペ室看護師はかなり特殊です。オペ室でやる仕事内容は他の診療科や場所ではほとんどやらない極めて専門性の高いものです。
具体的な仕事内容には器械出しと外回りがあります。器械出しはよくドラマなどで見る、医師に「メス」と言われたらメスを差し出す人のことです。手術に使う器具を理解していることはもちろんのこと、手術の流れを把握して次は何が必要になるかなどを先読みする能力も必要です。その執刀医によって癖もあるので、出来ればそれらも把握しておくのがいいでしょう。そうしたことで手術時間の短縮に繋がり患者さんへの負担も減ることになります。器具の滅菌なども行います。そして外回りですが、これは手術中には細々としたことを担当します。器械出しの補助や無影灯の角度調節、ガーゼ交換など、主に雑務を担当します。しかし外回りの仕事は術中だけでなく、術前、術後もあるので決して雑用ではありません。術前、術後には看護師から申し送りを受けて患者さんの状態を把握し、部屋の準備を行います。それから手術室での看護記録、患者の意識が回復したら世話を行います。
オペ室看護師は手術に関わる仕事なので能力が低ければ使ってもらえない厳しい職場でもあります。しかし、特殊な現場であることから他では経験出来ないことがたくさんあるので 、勉強のために体験してみるのもいいと思います。
Posted at 6月 18th, 2014.